DEEP FOREST/幻影の構成

読書記録。週2冊更新。A:とても面白い B:面白い or ふつう C:つまらない D:読むのが有害

CLANNADとセカチュー

これは僕だけではないのではないかと思うが、
僕が「CLANNAD 〜AFTER STORY〜」第21話「世界の終わり」を観ながら思い出したのは、
片山恭一の「世界の中心で、愛をさけぶ」のクライマックスシーンだった。
セカチューの主人公は、白血病で死期のせまった恋人を病院から連れだし、
約束していたオーストラリア旅行にいこうとするのだが、
空港で力尽きて、主人公は彼女をだいて「だれか助けてくれ」と叫ぶのだ。


別にだからといって、
朋也はあのとき世界の中心で愛を叫んだんだとか、
片山恭一CLANNADをプレイしたのだろうかとか言っても仕方ないわけであるが、
まあ少なくともセカチューもそんなに悪いモノではなかったんじゃないか、と、
久しぶりに思いだして、僕は思った、という話である。
周りの人間はみんな叩いてたけど、
言うほどひどいものではなかったのではないか。
大体みんな読まないでけなしてたし。


ちなみにセカチューは、
あのシーンのあと話がいきなり数年後に飛ぶ。
主人公にはもう新しい恋人がいて、
彼は彼女と、死んだ恋人との思い出の場所に行き、
心の中で死んだ彼女へ別れを告げ、物語は終わる。
そのとき、ビンに入れた彼女の遺灰を撒いていたのが印象にのこっている。


でもしんみりはするけど、
あんまりあのエンディングは好きじゃない。
なんかだまされているような気がする。