DEEP FOREST/幻影の構成

読書記録。週2冊更新。A:とても面白い B:面白い or ふつう C:つまらない D:読むのが有害

2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

帰省するのでしばらく休みます。 次回更新は3月13日頃の予定。お楽しみに。

「アルタイルから来たイルカ」について

「アルタイルから来たイルカ」マーガレット・セント・クレア 矢野徹訳 ハヤカワ・SF・シリーズ 1969年発行 “THE DOLPHINS OF ALTAIR“ Margaret St.Clair アルタイルから来たイルカ (ハヤカワ文庫 SF 508)作者: マーガレット・セント・クレア,矢野徹出版社/…

勿論買った本はこれで全部というわけではない。 ちなみに先月は216冊買った。 今月も多分それくらい。部屋が狭い。

最近買った本・あるいは読まずに書評

<小説> ・『北の河』高井有一 文春文庫 表題作は芥川賞受賞作。 気になる小説のメモ、というのを昔つけていたことがあって、その一つ目である「夏の日の影」を収録。 はるか以前国語の問題で「夏の日の影」というのを読んで感動し、 ずっと気になっていた…

「蒸発 人間この不思議なもの」について

「蒸発 人間この不思議なもの」鎌田忠良 三一新書(三一書房刊、1968年)蒸発―人間この不思議なもの (1968年) (三一新書)作者: 鎌田忠良出版社/メーカー: 三一書房発売日: 1968メディア: 新書 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る「ひとことでい…

回答編・「セカイ系」の終焉と新伝綺

「暴力」が主題となる文学が書かれる中、 その「暴力」はどこへ向かうのか―― 井口時男の問いに対して一つの回答を提示するのが、 「伝奇、再燃――偽史を捨て、人外魔境を歩く理由」(飯田一史、『Studio Voice2007年2月号 特集・「80’sカルチャー」総括』)S…

問題提起編・「『中学生式』文学」論

「『中学生式』文学の行方は?」(井口時男、読売新聞2006年10月3日)この論考を書いた井口時男は、1953年生まれの文芸批評家、東京工業大学教授。 著書は『柳田國男と近代文学』(伊藤整文学賞)、『悪文の初志』(平林たい子文学賞)、 『危機と闘争――大江…