DEEP FOREST/幻影の構成

読書記録。週2冊更新。A:とても面白い B:面白い or ふつう C:つまらない D:読むのが有害

2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『嵐が丘』を読んだら、原題は「ウェザリング・ハイツ」と書いてあって、プラモデル用語のウェザリングを思い出して納得したのだが、改めて確かめてみると嵐が丘は"Wuthering"(激しく風が吹く)で、プラモの方は多分"weathering"(風化作用)なので、違った…

昨日は帰宅するなり吐き気がしてずっと寝ていた。 多分カフェインのとりすぎだと思うのだが、この場合眠ることすら出来ないのでつらい。 どうもカフェインをとった後に刺身や寿司を食べると、数時間ほど経って気持ち悪くなるような気がするのだが、因果関係…

最近夏目漱石の小説を何作か読んだ。 漱石の小説は、安っぽい大衆小説のようなところがある。 物語の現在は常に「その後」である。『こころ』の先生や『門』の宗助は、過去に既に決定的な事件を経験し、それを背後に隠した、しかしその大きな影を負っている…

吉川英治の『私本太平記』(講談社・吉川英治歴史時代文庫)を読んでいる。 とりあえず今2巻で、日野俊基ら公卿による二度の幕府打倒計画の失敗、後醍醐天皇と皇子たちの京都脱出を経て、いよいよ楠木正成や足利尊氏らが挙兵するというところ。 尊氏を起点に…