DEEP FOREST/幻影の構成

読書記録。週2冊更新。A:とても面白い B:面白い or ふつう C:つまらない D:読むのが有害

2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

雨の降った土曜日、父方の祖父の七回忌に出席した。 お寺での焼香、墓参りのあと食事会で、祖父の句文集を読みつつ、みんなで思い出を語り合った。ぼく自身は祖父とほとんど話すことはなかったため、今回初めて知ることが多かった。出征のこと、農業一筋に生…

今日はヤロスラフ・ハーシェクの『二等兵シュベイク』(三一新書、1968年)を読んだ。チェコでは知らない者はいないほどの国民文学で、現在流通している栗栖継の完訳は岩波文庫で全4巻の大長編であるが、こちらの辻恒彦訳は、おしゃべりが「冗長で散漫である…

ふと目を覚まして寝ぼけ眼で目覚まし時計を見たら遅刻寸前で、慌てて家を飛び出し、改めて電車の中で確認してみたら、実は時計が1時間進んでいただけで全く急ぐ必要はなかった。 しかし帰って改めて時計を見て思い出したが、この時計は電波時計である。だか…

「もしオカルティズムにある種の現実感をおぼえるようなことがあれば、そのときにはむしろ現実の自分の生活に目を向けるべきです。なぜなら、オカルティズムに傾倒するというのは、身近なところに解決が容易でない問題を抱えていて、そこから目を背けるため…

顔は能面みたいで感情は平板なのに、声だけはバラエティー豊か、なんて人はいません。 「あの人、冷酷で冷たいんだけど、声だけは七色の表情があるんだよね」なんて人はいないのです(いたら、ドラマとしては面白いですね。顔が無表情なのに、声にはものすご…

買った本@ブックオフ門前仲町 <小説> 『道 私立探偵飛鳥井の事件簿』笠井潔 集英社文庫 『実朝の首』葉室麟 角川文庫 『鬼切り夜鳥子』桝田省治 ファミ通文庫 『となプリ』七海ユウリ 美少女文庫 <評論・エッセイ> 『サルの正義』呉智英 双葉文庫 『日…

トマス・H・クックの『夏草の記憶』(文春文庫)を読んだ。道尾秀介絶賛とか、クックの作品中最も後味が悪いとか脅されて覚悟して読んだものの、読み終えてのショックはそれほどではなかった。むしろ、明らかにこれを参考にしている道尾の『向日葵の咲かな…

買った本@本郷の書店 「日常6(限定版)」あらゐけいいち 角川コミックス・エース どうしようか迷っていたのだが結局買ってしまった。最後の一冊だと思って買ったらすぐに補充されていた

川に行って虫を採ってきた。 こんな川。 小作川という。 今回は人の調査の手伝いで行ったので気楽だった。天気も良かったし。ヒゲナガカワトビケラの幼虫と蛹が大量に採れた。エメラルドグリーンの蛹が綺麗だった。宿泊先の福生で食べたニラ饅頭が美味しかっ…

買った本@DORAMA下北沢 <小説> 『二重壁・なまけもの』開高健 講談社文芸文庫 『小説ウルトラマン』金城哲夫 ちくま文庫 <評論・エッセイ> 『創造と狂気』徳田良仁 講談社現代新書 『芥川龍之介雑記帖』内田百輭 河出文庫 『深夜特急第三便』沢木耕太郎…

というわけでひっそりと更新を再開してみる。 今度はどれくらい続くやら

買った本 <小説> 『インシテミル』米澤穂信 文春文庫 『月山・鳥海山』森敦 同 『秘本三国志4』陳舜臣 同 『攪乱者』石持浅海 ジョイノベルス 『アンテナ』田口ランディ 幻冬舎 『悪魔はすぐそこに』D・M・ディヴァイン 創元推理文庫 『不完全な死体』ラ…