DEEP FOREST/幻影の構成

読書記録。週2冊更新。A:とても面白い B:面白い or ふつう C:つまらない D:読むのが有害

2013-01-01から1年間の記事一覧

スティーヴン・ギャラガーの『扉のない部屋』(高橋健次訳、角川ホラー文庫、1994年刊、原著Stephen Gallagher "Oktober",1988)を読んだ。 面白いのに読んでいてあまり楽しくないという、珍しい小説である。 物語はスイスの山奥にある、大手薬品会社の研究…

saxyun『ゆるめいつ2巻』p.69『ルート225』ネタだ!

飯嶋和一『神無き月十番目の夜』(河出文庫、1999年、原著1997年、その後小学館文庫)を読んだ。 慶長7年の陰暦10月。時は江戸時代、戦乱の世が終わりを告げ幕府による全国統一が進む中、常陸国と陸奥国の境にある小さな村が消滅した。住民が、老人や子ども…

光瀬龍『アンドロメダ・シティ』ハヤカワ文庫、1980年。 同『宇宙塵版/派遣軍還る』同、1981年。 同『銹た銀河』同、1987年。 星新一・真鍋博『真鍋博のプラネタリウム』新潮文庫、1983年。 マイクル・ムアコック『この人を見よ』峯岸久訳、ハヤカワ文庫、1…

1.井上昭夫『現代・思想・元の理』天理やまと文化会議、1990年。 2.島田晴一『由来 一巻』天心聖教、1974年。 3.武田崇元『出口王仁三郎の大降臨』光文社カッパホームズ、1986年。 4.『古老が語る 江東区の災害』江東ふるさと文庫、1987年。 5.済公活佛…

エリザベス・アン・スカボロー『治療者の戦争』(友枝康子訳、ハヤカワ文庫、1991年)を読んだ。ネビュラ賞受賞作。 作者は従軍看護婦としてベトナム戦争下の野戦病院で働いていたという。その時の経験や他の参加者についての見聞をもとに、充分なキャリアを…

1.唐十郎『御注意あそばせ』河出書房新社、1983年。 2.瀬川貴次『闇に歌えば』集英社スーパーファンタジー文庫、1991年。 3.種村季弘編『放浪旅読本』光文社、1989年。 4.なだいなだ『れとると』角川文庫、1975年。 5.樋口明雄『ハイスクール重機動作戦…

1.辻邦生『地中海幻想の旅から』レグルス文庫、1990年。 2.筒井康隆選『実験小説名作選』集英社文庫、1980年。 3.友成純一『幽霊屋敷』角川ホラー文庫、1995年。 4.リチャード・クロスマン編『神は躓ずく 西欧知識人の政治体験』村上芳雄訳、ぺりかん社…

トーマス・アルトマンの『わたしだけの少女』(松本みどり訳、創元ノヴェルス、1994年)を読んだ。救いのない、心の闇を丹念に描いた物語であった。 主軸となるのは二つの物語。 一つは平凡な主婦のエミリーの物語。愛する夫と小学校に通う姉弟を子にもち、…

1.大仏次郎『湖上の姫 桜子』徳間文庫、1991年。 2.ジョージ・ヘイ編『魔道書ネクロノミコン』大瀧啓裕訳、学研M文庫、2000年。 3.リリアン・ヘルマン『眠れない時代』小池美佐子訳、ちくま文庫、1989年。 1.応仁の乱の時代、弁慶の異名をとる怪力の男が…

冬木冬樹の『魔法少女☆仮免許』全3巻(MF文庫J、2010年-2011年)を読んだ。 強大な力を持つ――ただし使い魔としての――少年をめぐって、魔法少女候補生たちが争奪戦を繰り広げる。 主人公が使い魔に過ぎず、状況における主役になりえない、という設定が、無力…

1.コリン・ウィルソン『ガラスの檻』中村保男訳、新潮社、1967年。 2.『アメリカ古典文庫7 エドワード・ベラミー』中里明彦訳、研究社、1975年。 1.コリン・ウィルソンのミステリ小説。続編のスパイ小説『黒い部屋』は、途中から真相そっちのけでコリン・…

糸井重里『あるとしか言えない 赤城山徳川埋蔵金発掘と激闘の記録』集英社、1993年。 奥出直人『思考のエンジン』青土社、1991年。 永畑道子『新装版 夢のかけ橋 晶子と武郎有情』新評論、1988年。 とり・みき『とりみ菌!!』白泉社、1984年。 奥出直人の『思…

@ブックオフ門前仲町

中村真一郎『ぼくのマドンナたち』光文社文庫、1988年。 藤本泉『地図にない谷』徳間文庫、1982年。 C・G・ユング『続・元型論』林道義訳、紀伊国屋書店、1983年。 リワノワ『リーマンとアインシュタインの世界』松野武・山崎昇訳、東京図書、1974年。 海外…

@ブックオフ蒲田

島尾敏雄『夢の系列』中央大学出版部、1971年。 山田正紀『螺旋の月 上・下』ハルキ文庫、1998年。 マリー・ウィン『子ども時代を失った子どもたち』平賀悦子訳、サイマル出版会、1984年。 J・R・ジェインズ『磔刑の木馬』石田善彦訳、文春文庫、2002年。 マ…

@ブックオフ荻窪

久美沙織『あけめやみ とじめやみ』ハヤカワ文庫、1987年。 広瀬仁紀『適塾の維新(上)』富士見時代小説文庫、1983年。 松本利昭『虚器 南北朝』光文社時代小説文庫、1991年。 クリスタ・ヴォルフ『引き裂かれた空』井上正蔵訳、集英社文庫、1977年。 オク…

@ブックオフ川崎

高橋たか子『双面』河出書房新社、1972年。 同『遠く、苦痛の谷を歩いている時』講談社、1983年。 同『神の飛び火』女子パウロ会、1986年。 森毅・安野光雅『すうがく博物誌 上・下』童話屋、1982年。 オットー『聖なる者』山谷省吾訳、岩波文庫、1968年。 …

@ブックオフ飯田橋

マルセル・パニョル『父の大手柄 マルセルの夏』佐藤房吉訳、評論社文庫、1991年。 レイ・ブラッドベリ『とうに夜半を過ぎて』小笠原豊樹訳、集英社文庫、1982年。 O・ヘンリー『O・ヘンリー・ミステリー傑作選』小鷹信光訳、河出文庫、1984年。 『父の大手…

@ブックオフ大宮駅東口

石川淳『白描』集英社文庫、1979年。 河合隼雄・吉福伸逸編『宇宙意識への接近』春秋社、1986年。 澁澤龍彦『サド侯爵の手紙』ちくま文庫、1988年。 高橋巖『シュタイナー哲学入門』角川選書、1991年。 村松剛『帝王後醍醐』中公文庫、1981年。 マルグリット…