DEEP FOREST/幻影の構成

読書記録。週2冊更新。A:とても面白い B:面白い or ふつう C:つまらない D:読むのが有害

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ハリイ・ハリスンの『人間がいっぱい』(浅倉久志訳、ハヤカワSFシリーズ、原題MAKE ROOM! MAKE ROOM!、1966年)を読んだ。 舞台は2000年を目前にひかえたニューヨーク。世界人口は増加の一途をたどり70億を突破、世界中の都市が過密化し、エネルギー不足…

『驚異の地底王国シャンバラ』(廣済堂出版、1994年)を読んだ。 シャンバラとは、チベットの地下に眠るという伝説の楽園。 本書はその王国の謎を追う日本探検協会が突き止めた真実を明かす――というようなことが内容紹介には書いてあるのだが、予想に反して…

『君と僕。』の1話を観た。 とりあえず春はもう少し高い声をイメージしていたのと、原作1巻で茶道部の見学に行ったときは、春はなぜか当然のように女物の着物を着て出てきたのに、それがなくなって男物の着物を着ていたのが不満。あれって何か問題があるの…

アンドニス・サマラキスの『きず』(創元推理文庫)を読んだ。 作者は1919年生まれのギリシャ人。ナチスドイツによるギリシャ占領下ではレジスタンスとして活動し、戦後は外交使節も務めた。作品はもちろんギリシャ語で書かれ、小池滋が原典に加えて英訳版、…