2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧
青木日出夫『世にも猟奇な物語』雄鶏社、1994年 高倉克祐『世界はこうしてだまされた2 UFO神話の破滅』悠飛社、1995年 橋本福夫『黒人文学の世界』未来社、1967年 増谷英樹『新しい世界史3 ビラの中の革命 ウィーン1848年』東京大学出版会、1987年 ミルチャ…
津本陽の『わが勲の無きがごと』を読んだ。 物語の中心となるのは、ニューギニア戦線から生還したある男。戦後、平穏な日々を送っていた彼は、ある日ふとした事故で死んでしまう。彼の義弟が語り手となり、存命中は明かされることのなかった彼の内面が暴かれ…
かれこれ5年以上使っていたノートパソコンが壊れたり、新しいものを買ったりしていた。今必要なファイルを移している。 パソコンが届くまでの数日は何もする(できる)ことのない至福の日々だった。
山本亜紀子の『穴』を読んだ。 売れない小説家・真木栗勉は、住んでいるボロアパートの壁に穴を見つける。その日から、そこから隣人の部屋を覗くのが彼のひそかな楽しみとなった。ことに美人が引っ越してきてからは、それをネタにした小説を書きながら日々妄…
津本陽の短篇集『嵐の日々』を読んだ。 冒頭2編が戦時中の学徒動員を扱った連作で面白かったが、他は土地や借金がどうとか言ってて読み飛ばしてしまった。にしても、津本陽が時代小説以外の作品を書いてて、しかもそれを耽美小説ばかりのイメージがある光風…