2011-04-10 ■ 顔は能面みたいで感情は平板なのに、声だけはバラエティー豊か、なんて人はいません。 「あの人、冷酷で冷たいんだけど、声だけは七色の表情があるんだよね」なんて人はいないのです(いたら、ドラマとしては面白いですね。顔が無表情なのに、声にはものすごく表情のある人。……声優さんの世界にはいるんでしょうか?)。 ――鴻上尚史『表現力のレッスン』(講談社)p.82 言われてみれば、『ツイン・ピークス』の吹き替えで感情豊かに喋るクーパー捜査官が悪夢じみてるのはそのせいか。 で、声優はどうなのだろうか。