■
大塚英志「江藤淳と少女フェミニズム的戦後」p.90(筑摩書房、2001年)に、
長野(まゆみ)がファンの間ではある少女まんが家の変名であると信じられている(実際には違うようだが)
という記述があるのだが、
少し調べてみたけど「ある少女まんが家」が誰のことなのか皆目わからない。
長野的作風の(というより長野に影響を与えた)少女まんが家なら萩尾望都や竹宮惠子など乏しい知識でも結構いそうな気がするが、
しかし同一人物と「信じられ」るほどの人となるとちょっと思い当たらない。
誰なんだろう。
■
個人的には清原なつのとか北原文野とか考えてみたりしたが、
鳩山郁子という人の作風が似てる、という意見があって、
調べてみたらこの人は後に長野の作品の装丁もやったりしてるから、
変名との噂から関係が生まれたことも考えられる。
でもガロ系の作家で少女まんが家と呼べるのかどうかは微妙。
今度読んでみよう。
- 作者: 大塚英志
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2001/11
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (8件) を見る