DEEP FOREST/幻影の構成

読書記録。週2冊更新。A:とても面白い B:面白い or ふつう C:つまらない D:読むのが有害

「ミクロ・スパイ・シリーズ1 ルーマニア潜入作戦」
リンジイ・ガターリッジ著、村上博基
ハヤカワ文庫SF
を入手。
紹介文:

人口爆発に対処すべく、イギリスでひそかに研究されていた人間縮小計画。その最初の実験に挑戦したのが、情報部員ディルク、若手生物学者、プロ・ハンターの三人であった。かれらの世界は一挙に三百倍に拡大され、巨大な怪獣と化した赤アリやアリジゴク、クワガタムシの昆虫と戦う、厳しい訓練期間を終える。そしてかれらが最初の任務として依頼されたのは、極微であることを利しての諜報活動だった。ところがルーマニアに潜入して”ミクロ・スパイ”作戦を開始するや、そこにはガリヴァーの世界よろしく同じミクロの敵が、眠れるガリヴァーを護っていたのだ!

スパイ小説というのはいまいちどこまで本気なのかわからないものが多いが、
こういう最初から明らかな娯楽に徹しているものは気が楽ではある。
…すでにこれを読めば十分、という気もするけど。
ちなみに続編は5巻まで出たらしい