DEEP FOREST/幻影の構成

読書記録。週2冊更新。A:とても面白い B:面白い or ふつう C:つまらない D:読むのが有害

購書記録2022/8/20

【最近買った本】

2022/8/20 都内の某ブックオフにて。

 

児島襄『平和の失速 4~8』(文春文庫)

 児島襄は、ほんの10年くらい前なら『平和の失速』8巻、『満州帝国』3巻、『朝鮮戦争』3巻、『ヒトラーの戦い』15巻、『日中戦争』3巻、『日露戦争』5巻、『大山巌』4巻、『天皇』5巻などなど全巻手に入れるのもそんなに難しくなかったはずなのだが、いつのまにかあまり見ない作家に堕ちて買いそびれてしまった。これもあまり綺麗ではないが仕方ない。

 

守屋洋『兵法三十六計』(知的生き方文庫)

 三国志ファンなら誰でも聞いたことがあるだろうが、具体的な内容となるとみんな知らない「兵法三十六計」の平易な解説書。三十六計の解説+具体的なエピソードという形で読みやすい。有名なところでは「苦肉の計」「空城の計」「連環の計」あたりだが、読んでみるとたとえば第六計「東に声して西を撃つ」は陽動でひきつけて側面を衝くという作戦であるし、第十三計の「草を打って蛇を驚かす」は敵に探りをいれて様子をうかがうということ。割と戦記小説では常識的な作戦が改めてまとめられている感じ。

 ちょっと面白いのは、一番最後の三十六計は「走ぐるを上と為す」、すなわち逃げ方についてなのである。「三十六計逃げるに如かず」などといいながら、実は三十六計自体に逃げることが書かれていたのだ。

 

武者利光・沢田康次『ゆらぎ・カオス・フラクタル』(日本評論社

 かつてはこの三つを並べただけでみんなが本を手に取った、という自信が感じられる、100ページちょっとの対談。この三つともがもはやほとんど聞かなくなったというのも時代の流れを感じさせる。

 

他、計93冊。

かぐや様、鬼滅、呪術廻戦などが110円になっていたので買いあさった。

アニメが終わったら即座に飽きられる、現代の消費のサイクルの速さは恐るべしである。